最近、ソーシャルメディアを上手く使った事例として、ひろゆき氏のYouTube動画の拡散方法が取り上げられることが多いです。
先日のLINEリサーチの調査で、若者(15歳~24歳)が信頼するインフルエンサーとして、HIKAKIN氏に次いでひろゆき氏が2位にランクインしたことは、大きな話題にもなりました。
Googleトレンドを参照すると、今年のはじめから検索数が大きく伸びていることがわかる。世の中の注目度が高まっているのだ。
ひろゆき氏といえば、20代後半以降の年代にとっては「2ちゃんねる創始者」として知っている人が多いのではないだろうか。そして、2ちゃんねると言えば、1990年代後半から2000年代の文化だと理解している人も多いだろう。そこで「今ひろゆき氏の動画が人気なんだよ」という話を聞けば、「どうして今?」と感じる人も多いのではないかと思います。
その人気の背景にあるのが、ひろゆき氏が定期的に配信しているお悩み相談の動画配信と、その切り抜き動画の拡散です。
ひろゆき氏の動画が人気になった理由として語られているのが、第三者による「まとめ」の効果だ。「論破王」と呼ばれ、2018年には『論破力』という本も出している彼が、悩める人の相談にスパスパと答えていく姿は爽快だと思います。
コンテンツの力は間違いなく強い。しかし、それと同時に、再現可能かつ新しい動画の拡散方法として注目されているのが、“第三者が自分の動画を再編集して配信することを許す”というスタイルです。
ひろゆきの切り抜き動画